前川清成前衆院議員 有罪確定、公民権停止5年

 公職選挙法違反に問われ最高裁に上告していた前衆院議員の前川清成被告の有罪が20日確定した。最高裁が前川氏の上告を棄却した。これにより前川氏は「5年間の公民権(選挙権並びに被選挙権)停止」となった。

 前川氏は2021年の衆院選挙で奈良1区で日本維新の会から立候補。小選挙区では敗れたものの、比例復活した。公示前に母校・関西大学の卒業生に選挙はがき作成の協力を求めた公職選挙法違反の罪に問われ、1審、2審ともに罰金30万円の有罪判決を受けた。

 前川氏は判決を不服として上告していた。1審では裁判長から「悪質」とまで指摘されていた。前川氏は9月に「日本維新の会の候補が次の選挙で勝てるよういったん身を引きたい」として議員辞職を表明、10月に辞職している。(編集担当:森高龍二)

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