知らぬ間に2万円消える…自宅で掃除中の男性が気付いて通報 インターホン鳴らし不在確認していた男2人が判明、ネックレスも部屋から持ち去っていた 知人同士の2人逮捕、同じ手口で数十件泥棒か

山間部の住宅狙い侵入盗 容疑の男2人逮捕

 埼玉県北部の山間地域の住宅に侵入し現金や貴金属類などを盗んだとして、県警捜査3課と小川、秩父署の合同捜査班は21日までに、住居侵入と窃盗の疑いで、住所不定、無職の男(55)と千葉県印西市木下東2丁目、土木作業員の男(42)を逮捕した。

 逮捕容疑は共謀の上、9月7日午前7時5分ごろから同月8日午後4時45分ごろまでの間、小川町腰越地内の一般住宅に侵入し、現金約2万円やネックレスなど(時価合計16万3500円相当)を窃取した疑い。いずれも「2人で泥棒したのは間違いない」と容疑を認めているという。

 同課によると、住民の60代男性が8日午後「家の掃除をしていたら現金などが盗まれている」と小川署に通報。周辺の防犯カメラから2人の犯行を特定した。2人は知人関係とみられ、レンタカーで人けのない現場住宅に向かい、インターホンを鳴らして不在であることを確認した上で無施錠の1階勝手口から侵入していた。

 県北部の山間地域では今年7月以降、住宅の空き巣窃盗が散発しており、同課は他にも県内外で2人による同様手口の余罪が数十件あるとみて、捜査を続けている。

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