真っ赤な「合格リンゴ」、朝日中で収穫 来月3年生へプレゼント

「合格リンゴ」を収穫する生徒=朝日町

 朝日町の朝日中(横井真人校長)1年生26人が21日、同校近くの畑で「合格」の文字が入ったリンゴ「ふじ」を収穫した。リンゴは来月上旬に3年生へプレゼントする。  生徒は総合的な学習で、町特産のリンゴについて学んでいる。合格リンゴの栽培は同校の伝統で、20年以上前から行われている。今年6月に摘果し、先月は「合格」のシールを貼った。今夏の猛暑の影響や鳥害などで例年より収穫量はやや少なかったが、真っ赤に色付いたリンゴを見つけると、生徒たちはほっとした表情を見せた。  浅岡蓮さん(13)は「無事に育つか心配だったが、色が付いていて良かった。文字が浮かび上がっているとうれしい」。リンゴの出来栄え同様、先輩たちの努力も実ることを願った。

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