全国高校サッカー選手権 長総大付、初戦は帝京長岡(新潟)

第102回全国高校サッカー選手権の組み合わせ

 第102回全国高校サッカー選手権(12月28日~来年1月8日)の組み合わせ抽選会が20日、オンラインで行われ、長崎県代表の長崎総合科学大付は12月29日午後2時10分開始の1回戦(千葉・柏の葉公園総合競技場)で、帝京長岡(新潟)と対戦することが決まった。
 長総大付は県大会で高い攻撃力を見せ、4試合で19得点3失点。インターハイ3位の国見との決勝は3-1で快勝して2年ぶり9度目の出場を決めた。帝京長岡は2年ぶり10度目の出場。インターハイは2回戦で旭川実(北海道)に2-3で惜敗している。
 前回初優勝した岡山学芸館は初戦の2回戦で尚志(福島)と対戦する。インターハイを制した明秀学園日立(茨城)は徳島市立、前回大会4強の大津(熊本)は遠野(岩手)と当たる。来月16日に鹿児島県代表が決まり、出場する全48校が出そろう。
 東京・国立競技場での開会式後の開幕戦は早実(東京B)-広島国際学院のカード。選手宣誓は名古屋(愛知)の田中響貴主将が務める。

◎ハードワークで戦う

 2年ぶり9度目の出場となる長崎総合科学大付が対戦する帝京長岡(新潟)は、プリンスリーグ北信越で既に優勝を決め、選手権県大会も圧倒的な攻撃力で勝ち抜いてきた強豪だ。長総大付の平山主将は「パスがうまいチームなので注意が必要。自分たちは攻守にハードワークして戦いたい」と闘志を燃やした。
 定方監督も相手の足元を警戒。「寒い地域は雪で屋外練習ができない中、屋内で技術を磨いている。やるべきことが明確になった」と気を引き締めた。2018年度の第97回大会では3回戦で対戦し、先制しながらも追いつかれて終了間際に逆転ゴールを許した。先輩たちの雪辱戦にもなる。
 勝ち上がれば、2回戦で市船橋(千葉)とぶつかる可能性がある。強豪校がひしめくパートに入ったが、平山は「目標は4強以上が進める国立のピッチに立つこと。早めに強いチームを倒して勢いに乗りたい」と歓迎していた。

長崎県大会決勝でインターハイ3位の国見を下し、2年ぶりの出場権を勝ち取った長崎総合科学大付=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

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