ふるさと納税が前年同期比4倍に「返礼品のウイスキーが人気」 さくら市

 さくら市の花塚隆志市長は16日に定例の記者会見を開き、今年度(2023年度)のふるさと納税の寄付額が、去年(2022年)の同じ時期と比べて4倍になったと発表しました。

 さくら市の今年4月から10月までのふるさと納税の寄付額は約2億9千690万円で、去年の同じ時期と比べて4倍ほどに増えました。

 これは、先月(10月)行われたふるさと納税制度の法改正に伴うルールの厳格化により、駆け込み需要があったことと、返礼品として市内に工場がある希少なウイスキーのラインナップを増やしたことなどが主な要因だということです。

 9月単体の寄付額を見てみますと、約1億2千800万円で前の年の同じ時期と比べて7倍近くになったほか、国際的に日本産のウイスキーの人気が高まっていることが追い風となり全体の寄付額の半分以上を占めています。

 寄付額は10月以降も増加の傾向を維持していて、年末の駆け込み需要も期待できることから、市は今年度1年間で5億円程度になると見込んでいます。

 これまでの最高は昨年度(2022年度)の3億399万円で、今年度は11月14日時点で3億2千400万円とすでに上回っています。

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