宇都宮市オリオン通りの治安対策合同パトロール 

 にぎわいの一方で、ガールズバーや飲食店が増えトラブルや犯罪が増えている宇都宮市・オリオン通りの治安の向上に向け20日の夜、市長や警察署長らによる合同パトロールが行われました。

 飲食店が密集する栃木県内一の繁華街・オリオン通りは、このところ客引きなどの違法行為や客や通行人のトラブルなどが問題となっていて、11月15日に「治安維持対策会議」が発足したばかりです。

 20日は、佐藤栄一市長をはじめ、会議の会長を務める馬上剛議長、宇都宮中央警察署の本澤成忠署長などが参加し、総勢約50人あまりで合同パトロールを行いました。

 夜9時を回ったオリオン通りは、月曜日ということもあり週末ほどのにぎわいはありませんでしたが、宇都宮市によりますと9月の休日夜の歩行者通行量は2000人余りで、コロナ禍前に比べて5%増加。深夜まで営業する居酒屋やガールズバーが急増したことで、刑法犯だけではなく被害届の受理に至らないようなトラブルも相当数発生しているといいます。

 また、宇都宮市は中心市街地の治安向上のため、安全対策に関する補助金制度を拡充しました。商店街を巡回する警備員の人件費を新たに補助の対象とし、補助率は対象経費の半額まで200万円を上限としています。防犯カメラの設置については、オリオン通りのほか、泉町、JR宇都宮駅東地区の3地区を重点地区に指定し、補助を手厚くするということです。

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