「ライトキューブ宇都宮」など最高賞に 栃木県マロニエ建築賞

 まちの景観づくりに貢献する建物をたたえる「栃木県マロニエ建築賞」の表彰式が21日に宇都宮市で行われ、今年度(2023年度)は公共や民間の5つの建築物が受賞しました。

 今年度、最高賞にあたる「県マロニエ建築賞」に選ばれたのは栃木県の玄関口・JR宇都宮駅東口に一体的に整備されたコンベンション施設「ライトキューブ宇都宮」と、交流広場の「宮みらいライトヒル」です。審査会の委員からは人々の交流の活発化を大いに期待させる空間と機能を備えた施設である点などが高く評価されました。

 県公館で行われた表彰式では、北村一郎副知事から建築主の宇都宮市や設計者などに表彰状が手渡されました。

 また、今年度からカーボンニュートラルの実現に向けて新たに設けられた「環境にやさしい建築賞」には、宇都宮市大通り沿いに立地する「TDテラス宇都宮」が選ばれました。県内などで切り出された木材を積極的に使用し脱炭素社会に向けた優れた取り組みとして評価されました。

 そのほか、優良賞には「壬生町庁舎」など3つが選ばれています。今年度は公共や民間を含め県内から45の応募があり、今回の受賞で表彰を受けた建物は合わせて220件となりました。

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