大麻グミ成分、指定薬物に 所持や流通禁止、厚労省

厚生労働省

 大麻類似成分を含むグミを食べた人が体調を崩し相次いで搬送された問題で、厚生労働省は22日、東京都内のグミ販売店で見つかった製品から検出された合成化合物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)を医薬品医療機器法に基づき指定薬物に指定した。12月2日から所持や使用、流通が禁止される。

 HHCHは、法規制されている大麻の有害成分THC(テトラヒドロカンナビノール)と構造が似ているが規制対象外で、危険ドラッグに相当する状態だった。厚労省の専門家部会は21日、指定薬物への追加を了承。HHCHに似た成分が新たに流通する可能性があり、類似構造をまとめて禁止する包括指定も検討している。

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