夏油高原スキー場、円滑乗車へICゲート 早ければ11月オープン

誘客を期して安全祈願祭を行った夏油高原スキー場

 岩手県北上市和賀町岩崎新田の夏油高原スキー場(村松麻人総支配人)は20日、現地で安全祈願祭を行った。1993年12月のオープンから30周年の節目で、新たにゴンドラやリフトの入り口にICゲート(自動改札)を導入。積雪の状況を踏まえ、早ければ今月下旬のオープンを見込む。

 関係者ら約70人が神事で利用者やスタッフの安全を祈願した。昨季と同様、一般14コース、林間を滑るツリーラン14エリアを設ける。ICゲートは全5カ所のゴンドラ、リフトに設置し、ICチケットでスムーズな乗車が可能となる。

 昨季(2022年12月9日~23年4月23日)の利用客は約8万5千人で、今季は10万人を目標とする。新型コロナウイルスの沈静化を踏まえ、台湾を中心としたアジア圏からの予約も順調だ。宿泊客らにアルコールも提供する「カフェ&パブ」も新規オープンする。

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