尼崎にこんな美しい景色が! 闇に浮かぶ配管、鉄骨…「工場夜景」を切手に 尼崎、伊丹の郵便局で販売

工都・尼崎の工場夜景をデザインしたオリジナルフレーム切手(提供)

 薄闇に鈍い光を放つ無数の配管や鉄骨、まるでSF映画やアニメに出てくる要塞(ようさい)のような建物の数々…。日本郵便近畿支社は22日から、兵庫県尼崎市在住の写真家・小林哲朗さん(44)が撮影した「尼崎の工場夜景」のオリジナルフレーム切手を尼崎、伊丹市内の郵便局(簡易郵便局を除く)で販売する。ネットショップは25日からで、計千シート限定。(広畑千春)

 小林さんは尼崎市出身。夜の工場の武骨な機能美や異世界感に魅せられ、33歳でフリーカメラマンに転身した。尼崎を拠点に全国各地で工場夜景や巨大構造物を撮影するかたわら「あまがさき文化観光アドバイザー」として工都・尼崎の魅力を発信している。

 今回切手になったのは、尼崎市南部の工場群を写した10点。尼崎の工場夜景が採用されるのは初めてといい、小林さんは「尼崎にこんな美しい景色があることを市内外の人たちに知ってもらいたい」と話している。

 84円切手が10枚で、1シート1330円。日本郵便近畿支社TEL06.6944.5642

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