【これから紅葉が見頃】シニアにおすすめの街・国分寺のオアシス「殿ヶ谷戸庭園」をご紹介

シニアにおすすめの街、東京都国分寺市に都立庭園があることをご存じですか? JR「国分寺」駅南口から徒歩2分に位置する「殿ヶ谷戸庭園」は地元住民をはじめ、植物が好きな人や庭園が好きな人の間で有名です。庭園内には数えきれないほどの植物があり、四季折々の美しさを楽しめます。

殿ヶ谷戸庭園の絶景を楽しめるのは秋冬。これからの季節が見頃です。紅葉を楽しみたい人にはぜひ足を運んでいただきたいスポットです。そこで今回は、東京都国分寺市のオアシスと言っても過言ではない殿ヶ谷戸庭園についてご紹介します。

東京都国分寺市のオアシス「殿ヶ谷戸庭園」とは?

「殿ヶ谷戸庭園」の歴史、もとは富裕層の別荘、三菱財閥ゆかりの地

殿ヶ谷戸庭園は、東京都内にある都立庭園のうちの一つ。大正2年(1913年)に南満州鉄道の副総裁・江口定條(さだえ)によって作られた別荘で、「随宜園(ずいぎえん)」と命名されました。随宜とは仏語で「状況に合わせてよいようにとりはからうこと」を意味します。

大正時代、国分寺を含む武蔵野エリアは富裕層から別荘地として人気を集めました。当時都心は工業化が進み工場の煤煙がひどく、そこから逃れるように富裕層が同エリアに別荘を構えたとのこと。加えて、武蔵野に駆り立てられた要因に、国木田独歩の著書『武蔵野』があげられます。同書では武蔵野の自然を讃美しており、発展する都心と対局する武蔵野への憧れの気持ちが高まったと言われています。

昭和4年(1929年)に江口氏から「随宜園」を買い取ったのが三菱財閥創業家の岩崎彦弥太です岩崎氏の買収後、回遊式庭園(園内を回遊して鑑賞する庭園。歩くほどに景色が変わることが特徴)として造園されました。同時に、洋風邸宅や数奇屋風の茶室「紅葉亭」等を追加整備しました。また、当時は現在の国分寺駅南口一帯は岩崎家のもので、畑やゴルフ場があったようです。

住民運動から都立庭園に

今では国分寺を代表するスポットですが、実は昭和40年代に消滅の危機にさらされました。同年代に国分寺駅南口の再開発計画があがりましたが、庭園を守る住民運動が起こり、これを機に昭和49年に東京都が買収。公園として整備し有料庭園として公開しました。そして平成23年(2011年)9月に国指定の文化財(名勝)となったのです。

「殿ヶ谷戸庭園」の園内には何があるの?

殿ヶ谷戸庭園の特徴は、国分寺崖線の地形をそのままに残していること。園内では高低差が最大10mのところもあり、同じ場所とは思えない独特な景色を楽しめます。受付を過ぎモッコクに覆われた道を入ると、緑が眩しい芝生が広がっています。晴れた日の眺めは爽快な気持ちになる見事な美しさです。

園内には萩のトンネルや孟宗竹の竹林、湧水からなる次郎弁天の池があり、多様な景色を楽しめます。竹林では春になると筍が姿を現し、藤棚は5月が見頃です。園内には数えきれない植物があり、通年にわたりさまざまな表情を楽しめます。

「殿ヶ谷戸庭園」といえばこの3つ!

殿ヶ谷戸庭園を代表する植物は3つ。それがモッコク、イロハモミジ、アカマツです。モッコクは約300本、イロハモミジは約190本、アカマツは約100本あります。

ちなみにモッコクは、岩崎家が愛する植物として有名で、殿ヶ谷戸庭園もモッコク庭園と呼ばれています。また、三菱グループのロゴマークはモッコクが由来と言われています。

「殿ヶ谷戸庭園」の見頃はこれから!

2023年11月18日「X」の投稿より

殿ヶ谷戸庭園がその美しさを最も発揮する季節が、前述のイロハモミジが赤くなる11月から12月。イロハモミジは至る所にありますが、筆者がおすすめするのは高台にある紅葉亭から次郎弁天の池を見下ろしたときの眺めです。今年は紅葉が遅れているため、これからが見頃になります。

「殿ヶ谷戸庭園」にすぐ行ける住まいなら、西武国分寺線沿線がおすすめ!

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⇒『二地域居住』とは?『二拠点生活』との違いや今話題の『デュアラー』について詳しく解説!

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