11月2連敗と新体制でも苦しむドイツ代表、指揮官「信じられないほど仕事がある」

チームの問題点について語ったナーゲルスマン監督[写真:Getty Images]

ドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン監督が敗戦を振り返った。ドイツサッカー連盟(DFB)公式サイトが伝えた。

18日のトルコ代表戦の逆転負けでナーゲルスマン体制初黒星を喫していたドイツは21日の国際親善試合でオーストリア代表と対戦。1点ビハインドで試合を折り返すと、後半開始4分にはFWレロイ・サネが報復行為で一発退場となり、最終的に0-2の完敗となった。

11月の2試合を連敗で終えたナーゲルスマン監督は、チームに多くの改善点があると指摘。来夏に行われる自国開催のユーロ2024までやるべきことがたくさんあると語った。

「被害者ぶっていてはいけない。全てのポジションにおいて信じられないほど仕事があることを受け入れなければならない」

「夏までは何も簡単にいかないだろう。非常にハードに仕事をこなし、いわゆるドイツの美徳に従うしかない。つまり美しさを追求するために死んではならないということだ」

ここから具体的にどう改善していくかについても言及。攻撃の時間を増やす必要があると述べつつ、メンタル面の問題にも触れた。

「夏まではディフェンスの怪物にはならない。守備に費やす時間を最小限に抑えなければならない」

「チームには美しくプレーする才能がある。しかし、ポゼッション時のダイナミズムはもっと改善する必要がある」

「我々は良いグループだが、一線を越えるときに必要なのは個の力だ。良い兆候もたくさんあるが、それをピッチにうまく反映できていない。我々は自信に満ち溢れているわけではない。そこを変える必要がある」

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