子どもたちの描くデジタルアートがNFTアートに!千葉県柏市で体験教室開かれる

NFTアートで世の中を幸せに! 子ども向けNFTアート体験教室 開催

 11月4日、千葉県柏市のショッピングモールで小学生たちがNFTアートを制作するイベントが初めて開かれ、多くの親子連れが熱心にデジタルアート作りに取り組みました。

 モラージュ柏で開かれたのは「チバテレミライチャンネル NFTアート体験教室」で、柏市教育委員会の協力も受けています。

 このイベントは、子ども向けテレビ番組「ポンキッキーズ」などの制作を手掛け、日本初の小学生向けプログラミング総合競技大会「GPリーグ」の代表理事も務める武藤裕介氏と、ゲームメーカーセガの知育ゲーム機「キッズコンピューターピコ」のソフト企画開発者でもあり、元Yahoo!きっずのサービスマネージャーで、現在ではデジタル庁デジタル推進委員を務める石原弘子氏が監修しました。

 会場には、講師としてコーチマン・ムトゥとドクターピロコが登場し、参加者の期待と注目を集めていました。

 教室の序盤「NFTって何?」という講師の問いに対して子どもたちは、ぽかんとしていましたが、「それは(N)なっとう、(F)ふりかけ、(T)たまごやきです!」と講師が冗談を交えて説明すると、子ども達の表情は次第にほぐれていきました。

 NFTとは「ノン・ファンジブル・トークン」 の略で、デジタルアートやゲームアイテムなど、インターネットの世界に一つだけの特別な物を証明することができます。
 このようなまじめに説明しつつも、「実はChatGPTに考えてもらいました」「小学3年生のNFTアートが高額で買われた話」なども飛び出し、会場は次第に熱気を帯びていきました。

 そしてタブレット端末を使って実際にデジタルアートを描く時間になると、子どもたちは夢中になって思い思いのアートを描いていました。

 なお、この場で子どもたちが描いた絵は、世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」に出品され、売り上げは柏市の社会貢献事業へ全額寄付されるということです。

 さらにイベントの最後にはイベント体験修了証となるオリジナルカードが講師の2人から子ども達に手渡されました。なおカード内の記載されたQRコードからアンケートを回答すると、後日オリジナルNFT取得の案内が送られる仕組みになっているということです。

参加した児童はー
「描くのが楽しい」「もっと描きたい」
親はー
「子どもがこんなに夢中になっているのを初めてみた」
「次はいつやりますか」「次も是非参加したい」

今回のイベントについてショッピングモールの担当者はー
「最先端の技術NFTについて身近な例を交えながらわかりやすく体験でき、NFTの売上も地元の社会貢献に繋がるというお話で本イベントに賛同した。地元自治体と様々な連携がある中で、教育や文化振興について、行政とメディア、商業施設が密に連携し、柏市の一層の地域活性化及び市民サービス向上を目指せればと考えています」

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