「正直とても頭に来ています」大規模フェスの“直前”中止に関係者が怒り「簡単に“やっぱり辞めます”と言われては困る」

開催中止が決定したX-CON

11月21日、12月8日〜10日に千葉・幕張メッセで開催される予定だった音楽フェス「X-CON 2023」の全公演中止が発表された。

「X-CON」は“新時代のクロスカルチャー音楽フェス”として企画されたイベントで、きゃりーぱみゅぱみゅ、ももいろクローバーZ、小室哲哉、NiziU など国内外の豪華アーティストが出演予定だった。中止の理由については「主催者側の都合」として、詳細は明かされていない。

このイベントの中止を受けて、チケットを購入した人の間では怒りの声が相次ぐことに。さらに、その憤りは関係者にも広がっているようだ。

12月8日に同イベントの出演アーティストを撮影する予定だったというフォトグラファーの男性は、11月21日、自身のXで相次ぐ音楽フェスの直前の中止に苦言を呈した。

《仕方ないとかいうレベルの話では無く こんな事許されてはいけないと思います。AichiアニソンフェスといいX-conといい簡単に「やっぱり辞めます」と言われては困る》

言及されている「Aichiアニソンフェス」は、今年10月、開催3日前に「運営側の不手際」との理由で中止になっている。

さらに《アーティストもスタッフも予定を組んで お客さんは安くないチケット代を払って 宿や交通費を抑えて日々の生活の糧にしてる方も多いでしょう》と、観客だけでなく全関係者へも影響があることを指摘。期待をたやすく裏切る行為はライブイベントにとって悪循環であるとして、《正直とても頭に来ています。バカにされた気持ちです》と怒りをあらわにした。

この男性の投稿に対して、X上では共感と同情の声が相次いでいる。

《アーティストでも関係者でも無いけどよくぞ言ってくれた…!と思う。出演者たちは皆ツイートで表向き残念な気持ちを最低限表すぐらいしかできない。こんな不当極まりない待遇見過ごし続けられない》
《最近多いよな主催者側のってやつ。これが本音よな。アーティストもスタッフもそしてファンも何日何ヶ月も前から準備してんねん》
《アーティスト側は当日出て終わりではなくその日の何分間かの為に何日も、何ヶ月も準備してるんです。運営側は金払って頭下げて終わりかもしれないけれども、事の重大さを理解してもらいたいものです》
《主催者はアーティストさん、スタッフさん、お客さん、関係者全てに迷惑かけて辛い思いさせてるという自覚はあるんだろうか…》

© 株式会社光文社