【ジャパンC/人気傾向】イクイノックスと“セットで買いたい” 馬券内率50%、複回収値192超の穴馬とは……

11月26日に東京競馬場で行われる第43回ジャパンC(GI、芝2400m)のデータを紹介する。

GI5連勝の現役最強馬イクイノックス、今年の牝馬三冠を制したリバティアイランド、復活を誓うドウデュース、GI3勝のタイトルホルダー、牝馬二冠のスターズオンアースら、豪華メンバーが集結。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。

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■2人気は勝ち星なし

過去10年、1番人気は【5.1.2.2】勝率50.0%、回収値111と上々。馬券外に沈んだのは、2014年の3連覇がかかった当時5歳のジェンティルドンナと19年の不振傾向にあったレイデオロ。前走1着で当日1番人気だった場合は【3.0.2.0】で基本的に崩れることはない。イクイノックスのGI6連勝は濃厚か。

2番人気は【0.2.3.5】と勝利なし。2017年のレイデオロからダービー馬のシャフリヤールやコントレイルなど5年連続で2、3着が続き、昨年はダノンベルーガが5着に敗れた。前走1着でも【0.2.0.0】と2着が精一杯。リバティアイランドにとっては嫌な傾向だ。また、イクイノックスが勝ったレースは2着馬がすべて4番人気以下で穴めの馬をつれてくる。対抗角がガチンコ勝負で戦うからこその結果だろう。

一方で、3番人気【2.2.1.5】、4番人気【2.1.1.6】と安定。5番人気も【1.2.0.7】で悪くはない。3番人気以下のうち、関西馬×外国人騎手だと【4.1.2.7】勝率28.6%、連対率35.7%、複勝率50.0%で回収値は単勝227、複勝192と上々だった。ヴェラアズールは妙味のある1頭となりそうだ。

8番人気以下は【0.0.1.96】で単勝30倍以上でも同様の成績だった。人気薄のラインは単勝20倍台まで。

過去10年で1+2+3番人気の組み合わせは5回、1+2番人気は4回、1+3番人気は3回、2+3番人気は3回と堅い決着。5番人気以内での決着が2017年から5年連続、1~3番人気以内のワンツー決着は3回で2020年から続いている。直近はガチガチだが、2019年以前は1~3番人気+4番人気以下の組み合わせが多く、中穴にも気を配っておきたい。

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文●SPREAD編集部

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