【咲花温泉の旅館】温泉旅館経営のホテル平左エ門(新潟県五泉市)が破産申請へ

株式会社東京商工リサーチ新潟支店によると、温泉旅館経営の有限会社ホテル平左エ門(新潟県五泉市、五十嵐茂夫社長)は2023年10月25日、佐々木智之弁護士(にいつさつき野法律事務所、新潟市秋葉区)に事後処理を一任し、破産による整理を予定しているという。負債総額は約5,800万円と見込まれる。

1969年に創業し、1979年に設立されたホテル平左エ門は、五泉市の阿賀野川近くに位置する咲花温泉地で事業を展開。温泉の特性を活かした源泉掛け流しの風呂や地元素材を使用した料理、囲炉裏付きの客室などを提供し、新規およびリピート客の取り込みに努めていた。しかし、新型コロナウイルスの影響による外出自粛のため、近年は集客が低迷。結果として資金繰りに限界を迎え、破産申請の事態に至った。

新潟県内での新型コロナウイルス関連の破たんは122件目となる。

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