地元産使ったベーグルとジェラート 陸前高田・夢の樹マルシェ

今月オープンした「夢の樹マルシェ」

 岩手県陸前高田市の菓子製造販売「御菓子司(おかしつかさ)木村屋」(木村昌之代表)は今月、地元の農産物を使ったベーグルとジェラートの専門店「夢の樹(いつき)マルシェ」を同市高田町にオープンした。3年後に創業100周年を迎える老舗が「新たな名物を生み出そう」と開業に踏み切った。生産者と連携し、地域色を前面に押し出した豊かな味わいを住民や観光客らに提供する。

 ベーグルは、生地に地域ブランド米「たかたのゆめ」の米粉を使用。高温の蒸気を当てながら焼き上げる独自製法でもちもちした食感とコメの甘みが楽しめる。プレーン(200円)やトマトバジル(300円)など12種類のほか、総菜パンや菓子パンも並ぶ。

 ジェラート(シングル400円など)はリンゴやユズ、地元の酔仙酒造(金野連(つらね)社長)の酒かすを練り込んだ「酒の華」など10種類。購入商品を店内で食べられるコーナーも設けた。

 営業時間は午前10時~午後5時。年内は火、水曜休みで年明けから水曜定休。問い合わせは同店(0192.55.2825)へ。

 

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