パリで「源氏物語」特別展 魅力紹介、漫画への影響も

源氏物語の特別展に展示されたびょうぶ=21日、パリ(共同)

 【パリ共同】パリの国立ギメ東洋美術館で22日、平安時代中期に紫式部が創作した長編物語「源氏物語」の魅力を紹介する特別展が始まった。物語にゆかりのある美術品の展示のほか、漫画への影響なども伝えている。来年3月25日まで。

 「源氏の宮廷で―日本の想像力の千年」と題された特別展は、源氏物語について「何世紀にもわたり日本の芸術家にインスピレーションを与えてきた」と解説。物語の場面を描いた江戸時代のびょうぶや浮世絵、大和和紀さんが物語を漫画化した「あさきゆめみし」などの漫画作品も紹介した。

 同美術館のヤニック・リンツ館長は「源氏物語が切り開いた類いまれな創造性」を伝えたいとしている。

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