信号機の設置を要望していた道路で横断中の女児がはねられ一時意識不明 宮城・石巻市

21日、宮城県石巻市で横断歩道を渡っていた7歳の女の子が軽トラックにはねられ、一時意識不明となりました。事故が起きた交差点は交通量が多く、石巻市が警察に信号機の設置を求めていました。

警察などによりますと21日午後4時半ごろ、石巻市中屋敷の市道交差点で横断歩道を歩いて渡っていた7歳の小学生の女の子が車にはねられ、石巻市の病院に搬送されました。

女の子は、頭やあごの骨を折る重傷で一時意識不明となりましたが、命に別状は無いということです。

警察は、軽トラックを運転していた石巻市小船越の会社役員、首藤祐希容疑者(29)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。警察の調べに対し「気付くのが遅れた」と話しているということです。

現場は見通しの良い十字路交差点で、女の子は弟と2人で横断歩道を渡っていたとみられています。

この道路は震災復興事業により3月に全線開通し、近くの住人によると交通量が多い場所だということです。

近くの住人「交通量は夕方とか朝とか、すごく多い。道路が良くなったら車が多くなって止まらないで、そのまま行って」

石巻市は4月、学校などからの要望を受け信号機の設置を求める要望書を警察に出していましたが、設置には至っていませんでした。

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