プロ野球・ヤクルトにドラフト1位指名された専修大の西舘昴汰投手(22)が20日、大学の施設と寮がある神奈川県伊勢原市の髙山松太郎市長を訪問した。
福岡県出身の西舘投手は189センチの身長から投げる152キロの速球やフォークなどが魅力の右腕。この日の仮契約を前に「まだプロに入る実感がない。ファンから愛されるような選手になりたい」と語った。
大学では大山を必勝祈願で毎年登り、いせはらサンシャイン・スタジアムで鍛え抜かれた。「ドラフト1位で期待されると思うが、やってきたこと以上のものは出せない。年間を通じてローテーションを守って働けるよう、焦らずやっていきたい」と見据えた。
同行した同大の齋藤正直監督は「伊勢原の土のグラウンドが彼をつくったといっても過言ではない。体が丈夫で6回までは確実に投げられる」と太鼓判を押す。髙山市長は「市として名誉なこと。けがをしないよう頑張ってほしい。新人王を期待しています」と激励した。