「なんの音?」「怖い」突然 “爆発音” が陸自の駐屯地から… 記念行事に向けた訓練だった 戦車やりゅう弾砲の空砲 広島・海田市駐屯地 

22日午前、広島市周辺で爆発音が聞こえ、消防への通報もありました。SNSでも「なんの音?」「怖い」などとちょっとした騒ぎになりました。爆発音の正体とは、いったい何だったのでしょうか?

爆発音の正体は、陸上自衛隊海田市駐屯地で実施されていた訓練でした。

26日に駐屯地で行われるイベントで、模擬的な戦闘訓練を披露するため、本番と同様に戦車や「りゅう弾砲」を使った空砲の訓練を数十発行ったということです。

米田健太郎 記者
「海田市駐屯地からおよそ4キロ離れた黄金山の頂上でも音が響いてきています」

海田市駐屯地は、周辺の自治体や学校などには事前に周知していたということですが、広島市消防局によりますと、「大きな音がした」などと複数の通報があったため、消防車1台が念のため出動し警戒にあたりました。

島根から訪れた人
「たまたま上がってきたら、ずっと鳴っていて」

― なんだと思いました?
「トンネル作る作業の爆弾とか銃撃戦とかですかね。何があったのかなっていう…。ちょっと怖かったですね」

近くに住む人
「大太鼓をたたくような音と一緒。ドーンと。長年住んでいるから、そうびっくりはしない。またやりだしたなと」

空砲の訓練は、23日からイベント当日まで行われる予定です。

海田市駐屯地は「大きな空砲を使った訓練は4年ぶり。ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどお願いいたします」と話しています。

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