道内で賃貸マンション建設加速 子育て世帯入居当て込む 住宅価格上昇で

JR桑園駅近くで建設中の賃貸マンション。札幌を中心に開発が加速している

 今年に入り、道内で賃貸マンションの建設が加速している。1~9月の着工戸数は前年同期比3.8%増の1万1490戸で、6年ぶりに増加に転じた。建設コストの上昇に伴って家賃水準は上がる中でも、札幌圏を中心に戸建てや分譲マンションの価格高騰で住宅購入を見送ったファミリー層の入居を当て込み、賃貸物件を供給する動きが活発化したことが背景にある。

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