新幹線に「ミャクミャク」 万博ムードを東京や九州、北陸へ 阪急、阪神もラッピング車両

山陽・九州新幹線で2024年4月に運行を始める大阪・関西万博ラッピング車両のイメージ(JR西日本提供)

 JR西日本などJR各社は22日、2025年大阪・関西万博の開幕1年前となる24年4月から、東海道、山陽、九州、北陸の各新幹線で、万博のロゴマークや公式キャラクター「ミャクミャク」などを描いたラッピング車両を運行すると発表した。25年10月の万博会期終了まで走らせる予定。

 東海道・山陽の東京-博多間に2編成と、山陽・九州の新大阪-鹿児島中央間、24年3月に延伸開業する北陸の東京-敦賀間でそれぞれ1編成を運行する。

 JR西の長谷川一明社長は「西日本にとどまらず、関東や北陸、九州など全国に、機運醸成を広げたい。万博が日本の広域的な観光客増加につながれば」と語った。

 またJR西は万博開幕500日前となる今月30日、大阪環状線と桜島線でラッピング電車1編成の運行を始める。阪急電鉄と阪神電気鉄道も同日からラッピング電車を走らせる。阪急は神戸、宝塚、京都の各線で1編成ずつ、阪神は1編成を本線となんば線で運行し、相互直通運転も行う。いずれも会期終了までを予定している。(大島光貴)

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