ランジャタイ国崎 漫☆画太郎の影響で今の芸風に!?「なかを開いたらめちゃくちゃでした(笑)」

お笑いコンビ・麒麟の川島明がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「川島明 そもそもの話」。芸人、俳優、ミュージシャン、映画監督、スポーツ選手、料理人など毎週1組のゲストを迎え、誰でも知っているあの人の、意外と知らない“そもそもの話”を伺います。

11月4日(土)放送のゲストは、お笑いコンビ・ランジャタイの国崎和也さんです。ここでは、国崎さんの人生に影響を与えた人物について語っていただきました。

ランジャタイ・国崎和也さん

1987年生まれ、富山県出身の国崎和也さん。2006年にNSC(吉本総合芸能学院)東京12期生として入学し、そこで出会った伊藤幸司さんと2007年に「ランジャタイ」を結成。数々の事務所を転々としながら活動し、2015年に「漫才新人大賞」決勝進出。2017年に「M-1グランプリ」準決勝、2021年に決勝進出。現在、テレビバラエティ番組などでも活躍中です。

川島:国崎さんの人生に影響を与えた人物は?

国崎:いっぱいいますが、やはり漫画家の「漫☆画太郎」先生ですかね。僕は子どもの頃、本当に勉強ができなかったんです。学校の先生が家庭訪問に来たときに「ダメですこの子は」みたいな感じでした(笑)。先生の横に机をつけて、生徒のみんなを見ながら授業を受けていました。

川島:サイドカーみたいに(笑)。相当やったんやね。

国崎:まず文字が嫌いだったんです。読むんですけど目が先に行って、心のなかで復唱しているところと目線が合わないんですよ。それがずっと気持ち悪くて。それで、しょうがないからということで、母親が“世界の偉人を紹介する漫画”などを読んだほうがいいのでは?と思いつき、本屋に連れて行かれました。いろいろ見ていると、表紙に「道徳漫画」と書かれた、漫☆画太郎先生の「道徳戦士超獣ギーガー」(集英社)を見つけたんです。

川島:(ネタで「道徳漫画」と書かれている本だけど、一見しただけではギャグ漫画だと)バレない(笑)。

国崎:それで、お母さんに「これがほしい」と言って買ってもらいました。でも、なかを開いたらめちゃくちゃでした(笑)。

川島:面白いよね。

国崎:同じことを繰り返す漫画なんですよね。

川島:(一部では)手抜きだと言われましたが、あれは発明なんですよね。(お笑いでいうところの“天丼”の)システムでちゃんと笑いを取る。

国崎:すごく面白くて。それがたぶんずっと(影響しています)。

川島:笑いの影響は「道徳戦士超獣ギーガー」から?

国崎:いろいろなギャグ漫画の影響がデカいと思います。「浦安鉄筋家族」(秋田書店)とか「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」(集英社)もそうですし。

川島:シュールなネタや、ベタなネタを全部ギャグ漫画に教えてもらったんですね。今、ネタの台本は作っているの?

国崎:ネタは台本がないです。ネタ合わせも本当はしていないです(笑)。

川島:しようがないですよね。ただ、国崎の頭のなかでは完結していると。だから伊藤ちゃんが黙るしかないんだ(笑)。

国崎:たぶん、そうだと思います。もう、被害者みたいな感じです(笑)。(相方だけど、伊藤の立場が)お客さんに近くて“初見”の感じで行くんですね。

次回11月25日(土)のゲストは、お笑いコンビ・タカアンドトシのトシさんです。

<番組概要>
番組名:川島明 そもそもの話
放送エリア:TOKYO FMをはじめとする、JFN全国37局ネット
放送日時:毎週土曜 17:00~17:55
パーソナリティ:川島明(麒麟)
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/somosomo/

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