恒大創業者の豪邸差し押さえへ 一部報道、オリックスが抵当権

 経営再建中の中国不動産大手、中国恒大集団の創業者の許家印氏が実質的に所有する香港の住宅2棟が債権者に差し押さえられる見通しだと香港のネットメディア「香港01」が22日報じた。抵当権はオリックスが持っているという。

 債権者が21日に香港当局に書類を提出した。住宅2棟は香港島の高級住宅地にある一戸建て。資産価値は計15億香港ドル(約290億円)を超えると想定。許氏は9月に当局に拘束された。

 恒大は外貨建て債務の再編計画がまとまっていない。香港高等法院(高裁)は恒大の清算申し立てに関する審理を12月4日に予定。それまでに恒大は再編案をまとめる必要がある。

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