フーシ派幹部が貨物船視察 乗員無事と系列メディア

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海で拿捕した日本郵船運航の貨物船を乗っ取った際に撮影したとする映像の一場面。貨物船にヘリコプターが近づいている=20日(フーシ派メディアセンター提供、ゲッティ=共同)

 【カイロ共同】イエメンの親イラン武装組織フーシ派の幹部は22日、紅海で拿捕した日本郵船運航の貨物船を視察した。フーシ派の系列メディアが報じた。乗員25人の無事を確認したとしている。乗員に日本人はいなかった。

 報道によると、幹部の1人はイスラエルがパレスチナ人への攻撃をやめるまで、イスラエル関連船舶を狙い続けるとした。国際海運に脅威は与えないとも主張した。

 イスラエルメディアによると、貨物船を所有する会社の親会社はイスラエルの実業家が所有。フーシ派はイスラエルを敵視している。

 フーシ派は19日、貨物船の拿捕を明らかにした。

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