“織田信長”勝地涼らが将棋対局スタイルで対峙!?「激突!合戦将棋」第2弾は姉川の戦い

NHK総合(午後10:45、関西地区のみ)で12月15日、NHK Eテレで12月31日(午後1:27)に全国放送される「激突!合戦将棋~姉川の戦い~」の取材会が行われ、勝地涼玉置玲央忍成修吾田中要次が参加した。

「激突!合戦将棋」は、大津放送局がシリーズ化・全国展開を視野に入れて立ち上げる、“地域発”開発番組。名だたる合戦の攻防を、「将棋対局」のスタイルで紹介する異色のドラマだ。今年4月滋賀県内で放送した第1弾「賤ヶ岳の戦い」は大きな反響を呼び、6月に関西地区で、8月に全国で放送された。「別の合戦でも見てみたい!」という視聴者の声に応え、このたび第2弾が制作された。

鎧甲冑(よろいかっちゅう)を身にまとった2人の武将が、盤をはさんで対峙(たいじ)。武将たちは、戦場一帯を再現した盤の上で、手持ちの駒(配下の武将や武器など)を動かし、相手方の投了を目指す。その丁々発止の攻防は、もちろん史実に沿ったものだ。「激突!合戦将棋」には、「対局」だけではなく「大盤解説」も。そこでは、第三者の武将が、大型パネルを用いて、手の意義やその後の展開を解説していく。

第2弾で取り上げるのは、1570年に北近江の地で繰り広げられた「姉川の戦い」。義兄弟であった織田信長と浅井長政の因縁の戦いだ。この戦を、毛利家の外交僧・安国寺恵瓊が解説する。織田信長役を勝地、浅井長政役を玉置、徳川家康役を忍成、朝倉景健役を田中が担当。さらに、恵瓊役をマキタスポーツ、朝倉あきが聞き手を務める。

勝地は「これまで大河ドラマに出演させてもらっても、舞台が戦国時代という設定で演じたことがなく、NHKさんが勝地を織田信長として使ってくださると思っていなかったので、『俺ですか?』と思いました。このような機会はありがたいなと思って、信長を楽しんで演じさせていただいています。これを機に、大河ドラマで織田信長をやります!(笑)」と、大いなる野望を抱く。

玉置は「長政を演じるうえで、監督と『どのような長政像なんですかね』と相談しました。今までの織田信長と浅井長政とは違う関係性と性格を描いてみたいと伺いました。自分の中にはなかった長政像なので楽しそうだなと、前のめりに演じています。また違った姉川の戦いを見ていただけるのではないかと思います」と役づくりについて触れた。

忍成は「大河ドラマでは西軍側の武将を演じることが多かったので、いつか東軍側を…と思っていたら、まさか、いきなり徳川家康を演じるとは思いませんでした。『合戦将棋』は面白い発想だなと思っています。合戦は戦いを描くので、アクティブな映像を思い浮かべるばかりでしたが、将棋に例えると細かい知略が分かりやすく知ることができて面白かったです」と、楽しんで撮影に臨んだ様子。

田中は「朝倉景健として、いざ扮装をしてみたら、自分そのままの年齢の感じでした! ある意味リアルな。自分だけ、髪の毛も乱れていて、なんかずいぶん戦ってきた感じです。第1弾を見させてもらって、合戦(戦場での戦闘)シーンがあったものですから、なんでここだけ将棋なんだろうと思っていたら、合戦シーンはNHKのアーカイブス映像から使用されているということで、エコに表現される合戦ですね」と、ユーモアを交えながら感想を話してくれた。

© 株式会社東京ニュース通信社