犬のトリミング、米大会で優勝 北上の「オーリーマジック」

藤原直英さんが大会でカットしたミニチュアプードル(オーリーマジック提供)

 岩手県北上市本通りでドッグサロン「オーリーマジック」を経営する藤原直英さん(44)は米ラスベガスで開かれた国際的なトリミング大会で優勝した。国内大会で数々の実績を作り挑んだ初の海外舞台で、ミニチュアプードルをアジア圏で人気のかわいらしいスタイルにカットし、支持を得た。「米国で評価されたことは自信になる。スタッフやお客さまに還元していきたい」とかみしめる。

 米国の団体が主催する「スーパーズーグルーミングコンテスト」のラスベガス大会で、8月中旬に実施。藤原さんは約30人が出場したサロンスタイルのエントリークラスで、現地ブリーダーから借りた黒の雌犬の毛並みを整えた。

 「米国ではあまり見られない」という、もふもふした「アジアンスタイル」を選択。脚もブーツカット風に毛を残した。腰の部分にはハートのデザインを施し、米国や南米、アジア圏の参加者と競い、約1時間半の制限時間で技術の高さを示した。

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