岩手競馬、4度目の融資返済決定 22年度分、1億2651万円

 

 岩手県競馬組合議会(福井誠司議長)は22日の定例会で構成団体(県、奥州市、盛岡市)から受けた融資計330億円のうち、2022年度分として1億2651万円を返済する23年度一般会計補正予算案を全会一致で可決した。返済は3期連続。インターネット販売が引き続き好調で、黒字を確保した。

 返済額は融資割合に応じ、県に6958万円、奥州市に3163万円、盛岡市に2530万円。返済は17、21、22年度に続き4度目となる。

 22年度の発売収入は679億5600万円(前年度比17.5%増)だったが、照明や厩舎(きゅうしゃ)の整備に向けた積み立てを増し、当期利益は3億5300万円(同25.2%減)。新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要で伸びたネット販売は好調で、発売収入の87.0%を占めて591億円(同19.3%増)となった。

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