ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が、噂されるレアル・マドリーへの就任などを含む自身の去就について語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
これまでポルト、チェルシー、インテル、マドリー、マンチェスターユナイテッド、トッテナムなど各国リーグのビッグクラブで指揮を執ってきたモウリーニョ。現在は2021年に就任したローマを率いており、2021-22シーズンにはクラブ史上初となるヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝を果たした。
そんなモウリーニョ監督とローマの契約は今シーズン終了までとなるが、現在セリエAで7位と思うような成績を残せていないこともあり契約交渉は停滞中。指揮官に対しては夏にサウジアラビアからの関心があり、来年1月にも再オファーが囁かれているだけに、去就は注目の的となっている。
モウリーニョ監督自身、将来的なサウジアラビア行き自体は否定せず。ただし、噂されるシーズン中の就任には否定的な姿勢を示した。
「本当のことを言うのであれば、私はいつかサウジアラビアに行くことになるだろう。とはいえ、私の言う『いつか』は、明日や明後日のことを意味しているわけではない」
また、モウリーニョ監督はブラジル代表行きが噂されるカルロ・アンチェロッティ監督の後任候補との声もあるが、それについては明確に否定。アンチェロッティ監督こそが、マドリーの監督に相応しいと主張している。
「マドリーに行く話? 彼らにはスーパーな監督がいるのに、なぜ他の指揮官について考えるんだ? 私はドン・フロレンティーノ・ペレスをよく知っており、彼は非常に知的な男だ。さまざまなものを読む限り、彼は非常に明確なアイデアを持っていると思う」
「私はマドリディスタとして、そしてアンチェロッティのファンとして、シーズンが素晴らしいものであること、そして来季もカルロが残っていることを願っている。なぜなら、彼はレアル・マドリーにとって完璧な監督だからだ」
「まだ必要とされているのに、マドリーを去るのは狂人だけだと思う。私はまさにそうだったがね。私はカルロが残ると確信しているよ。なぜなら、彼はマドリーにとって完璧であり、マドリーも彼にとって完璧だからだ」