結婚式の規模、やや回復 情報誌調査、22年度山形・宮城

 結婚情報誌ゼクシィを発行するリクルート(東京)は結婚トレンド調査2023の結果を公表した。2022年度に行った山形・宮城両県の結婚式の費用は平均303万3千円となり、前年度より47万8千円増えた。招待客数は10.4人増の平均47.1人。新型コロナウイルス禍で小規模化が進んでいた前年度までの2年間と比べ、費用、人数ともに拡大した。

 費用は3年ぶりに前年度を上回り、全国平均327万1千円よりも23万8千円少なかった。招待客数は4年ぶりに前年度よりも増えたが、過去最多の05年度(90.4人)からほぼ半減した。22年度の全国平均は49.1人。

 招待客数は50~60人未満が最も多く14.6%。40~50人未満12.6%、30~40人未満12.1%で、100人以上は7.1%だった。

 費用は400万~450万円未満が14.0%と最多で、350万~400万円未満が13.5%、300万~350万円未満が13.0%と続いた。50万円未満が1.4%、650万~700万円未満が0.5%となった。

 自己負担額は15万8千円増の平均150万2千円。100万~150万円未満が21.8%、150万~200万円未満が20.0%、50万~100万円未満が14.7%。0円は4.7%だった。

 親・親族からの援助額は平均152万6千円で6万6千円増え、100万~200万円未満が38.1%、100万円未満が27.8%、200万~300万円未満が22.2%となった。祝儀総額は招待客数の増加を受け、40万8千円増の平均176万4千円。200万~250万円未満の24.7%、150万~200万円未満の20.0%、100万~150万円未満の14.0%と続いた。

【メモ】調査は2022年4月~23年3月に結婚式を挙げた全国の5647組を対象に行い、3703組から回答を得た。山形・宮城両県からの回答は217組。結婚式費用は挙式と披露宴・パーティーの総額。

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