勝ち馬の90%が7番枠より内側! 実は枠順が重要なGⅠ【ジャパンカップ】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去10年データ分析!

ジャパンカップ(日曜・東京)

国際招待競走。芝2400m、GⅠ。

過去10年、1番人気は〔512〕、2番人気は〔023〕、3番人気は〔221〕。

6番人気以下〔023〕、2ケタ人気馬〔001〕。

馬連3ケタ4回に、万馬券1本。

近6年の馬券圏内すべてが、5番人気以内の馬で占められています。

ステップレースを見ていきましょう。

最も好相性なのが、天皇賞・秋で〔636〕。掲示板10頭に、1番人気10着馬。あとは6、7、11、12着馬。大敗からの巻き返しも可能なようです。

秋華賞から〔111〕。1、2番人気で連対の馬。

菊花賞から〔010〕。1番人気1着馬。

エリザベス女王杯から〔010〕。3番人気5着馬。

海外GⅠの凱旋門賞から〔010〕。8着馬。

京都大賞典から〔310〕。3番人気までで4着以内の馬。

アルゼンチン共和国杯から〔011〕。1、2番人気で1着の馬。

神戸新聞杯から〔011〕。共に1番人気で1着と4着の馬。

オールカマーから〔001〕。3番人気7着馬。

馬券圏内30頭すべて、前走はGⅠまたはGⅡから。

それが国内のレースならば、天皇賞・秋を除くと3番人気以内必須となっています。

連対20頭すべてに、芝2000m以上のGⅠ3着以内またはGⅡ勝ちがあり、GⅠ勝ち馬は13頭を数えます。

必須ではありませんが、連対にあるといいのが、以下の2項目。

芝左回りでの勝ち鞍(18頭)

東京芝GⅠでの掲示板(16頭)

さらに、馬券圏内30頭すべてが中8週以内での競馬でした。今年は9月23日以降に出走していた馬ということになります。

牝馬は〔421〕。連対率では牡馬を上回ります。

外国馬は〔000〕。27頭が出走して、馬券圏内はありません。

年齢別で見てみると、3歳〔142〕、4歳〔533〕、5歳〔434〕、6歳〔000〕、7歳〔001〕。

5歳、4歳の順によく、6歳以上の連対はありません。

もうひとつ、勝ち馬10頭中9頭までもが、7番枠より内の馬。

これを馬券圏内の30頭で見ても、22頭が7番枠より内の馬。ちなみに、2ケタ馬番の馬券圏内は6頭のみ。

内枠がいいことは、頭の中に置いておきたいところです。

過去の好走馬が、繰り返しの好走を見せるのも特徴のひとつ。

16年勝ったキタサンブラック、翌17年3着。

16年3着シュヴァルグラン、翌17年優勝。

18年勝ったアーモンドアイ、20年も優勝。

18年3着スワーヴリチャード、翌19年優勝。

20年2着コントレイル、翌21年優勝。

21年3着シャフリヤール、翌22年2着。

今年は、昨年の覇者ヴェラアズールが出走を予定しています。ただし、6歳馬の馬券圏内はなし。

果たして、データはどちらに傾くのか。要注目です。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

© 株式会社日本文芸社