エスプレッソ×唐辛子液=甘辛ラテが好評! 「沖縄そば以外にも合う」 台湾のテレビで紹介 地元のオススメ品に 

 コーレーグースとエスプレッソを合わせた甘辛ラテ「島ラテ」がこのほど、沖縄県うるま市の推奨品に認定された。同市栄野比のコーヒー店「Tettoh Coffee(テットウコーヒー)」を営む石川智史代表が考案し、現在市内3店舗で販売中。台湾のテレビ番組でも紹介され、国内外ですでに評判を呼んでいる。石川代表は「コーレーグースが沖縄そば以外にコーヒーにも合うというサプライズがあると思う。多くの人に楽しんでほしい」とPRする。(中部報道部・又吉朝香)

 「辛いコーヒーって面白いんじゃないか」。石川さんがそう思いついたのがきっかけ。

 「ただ辛いだけではなく、コンデンスミルクを加えて甘辛にしたらもっとおいしそう」と考え、数種類のコーレーグースを買って作ってみると、甘みの後からピリッとした辛さがくる島ラテができた。

 コーレーグースには泡盛が入っていて「しまー」と呼ぶ人がいるため「島ラテ」と名付けた。

 島ラテは、自家栽培で育てた島唐辛子を使った古謝ぐゎー商店(兼箇段)の「沖縄島とんコーレーグース」を数滴入れてスチームし、エスプレッソと合わせる。

 コーヒーに合う、香り高く新鮮で、辛みが長く続くコーレーグースを探していたところ「島とん」に出合った。

 石川さんは、うるま市の特産として、島ラテの認知度を上げていきたい考えで、エスプレッソマシンのあるコーヒー店にレシピを提供している。現在、同市仲嶺のディライト・ファーム・コーヒー・スタンドや宇堅のリテリッカでも販売中だ。

 価格は店舗によって異なるが、アイス、ホットともに1杯600~650円。

 特に米国人の客から辛みが人気で、コーレーグースのエキストラショットを依頼されることもあるそう。

 石川さんは「取扱店舗が増えれば、店によって独自性が生まれ、味の違う島ラテを楽しめるようになるはず」と期待する。

 23~26日はサンエー浦添西海岸パルコシティで開催されているイベントにリテリッカが出店し、島ラテを販売する。

うるま市内で「島ラテ」を販売する(左から)リテリッカの井手俊允さん、ディライト・ファーム・コーヒー・スタンドの松田弥生さん、テットウコーヒーの石川智史さん=16日、うるま市宇堅・リテリッカ
エスプレッソにコーレーグース、コンデンスミルクを合わせた甘辛ラテ「島ラテ」

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