メッツはアロンソ放出に応じる可能性あり 放出先はマリナーズ?

ブリュワーズを離れてメッツの編成本部長に就任したデービッド・スターンズは就任以来、主砲ピート・アロンソをトレードで放出する可能性を否定し、「2024年シーズンの開幕戦の一塁手はアロンソだ」と発言している。アリゾナ州スコッツデールで行われたGM会議の場でもそのスタンスに変化はなかったが、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は「メッツは柔軟な考えを持っており、アロンソのトレードに応じる可能性がある」と伝えている。

モロシ記者は「トレードが近づいているような気配はない」と前置きしつつも「メッツの保有期間はあと1年であり、契約延長に向けた交渉も進んでいない。彼は代理人としてスコット・ボラスを雇ったばかりであり、契約延長の方向に動いているようには見えない」と指摘。「だから、アロンソがトレードされる可能性を注意深く見ていく必要がある」とし、契約延長の可能性がないと判断した場合、メッツがアロンソの放出に動く可能性があるとの見解を示した。

現在28歳のアロンソはホームラン・ダービーで2度優勝するなどメジャー屈指の長距離砲として活躍を続けており、今季は154試合に出場して打率.217、46本塁打、118打点、OPS.822を記録。メジャーデビューした2019年に新人歴代最多の53本塁打を放って本塁打王、2022年にはキャリアハイの131打点をマークして打点王のタイトルを獲得している。

メッツがアロンソの放出に踏み切った場合、モロシ記者が有力な移籍先に挙げるのがマリナーズだ。マリナーズは多くの有望な若手投手を抱えている一方で、打線の中軸を任せられるスラッガーが不足している。エウヘニオ・スアレスをダイヤモンドバックスへトレードしたことで、打線の破壊力はさらに低下しており、モロシ記者が指摘する通り、充実している投手陣をトレードの駒として、アロンソ獲得を狙う可能性は十分にありそうだ。

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