日照経済技術開発区:手描きで描く「無形文化遺産と文化創造」の新風景のアウトライン

工房で絹地に牡丹を描く女性画家

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【日照(中国)2023年11月21日新華社=共同通信JBN】日照市でこのほど開催された「Enterprises Boosting the Development of Villages(企業が促進する村の開発)」会議で、Rizhao Economic and Technical Development Zone(日照経済技術開発区)のDonghanjia Village Freehand Sketching Workshop(東韓家村手描き工房)が、村と企業の連携を促進し、農村活性化を推進する「モデルプロジェクト」として認められました。

繊細なピンクの牡丹文様があしらわれた、優美な白の禅衣は見事な仕上がりです。近くには、厚紙のキャンバスにうららかな風景画が描かれています。スカーフからバッグ、靴に至るまで、あらゆるアイテムが手描きの「運び手」となり、その美しさを表現しています。

この工房は村民が基本的な技術を習得するためのプラットフォームとして機能し、中には独自の作品を制作する技術を習得した人もいます。重要な文化創造プロジェクトとして、この工房はコミュニティーの協力を促進し、地域経済を開発し、文化的発展を探求する上で極めて重要な役割を果たしています。2022年、Asia Symbol Pulp Co., Ltd.はプロの画家を招き、絵筆や顔料を購入し、手描き工房を設立しました。このプロジェクトは、6カ月間にわたって、絵画の経験のない56人の女性に、細密画、写意画、色絵、農民画などのさまざまな技法を訓練することに成功しました。この取り組みは、村とその周辺地域の女性に雇用の機会を創出しただけでなく、手描き産業の成長にも貢献しました。

現在も、工房には続々と注文が殺到しています。工房はリソースを統合することに成功し、幅広い手描き製品の開発において豊富な経験を蓄積してきました。研修生たちは優れた画家に変身し、今では互いに競い合っています。興味深いことに、東韓家村の無形文化遺産手描きプロジェクトは最近、第5回Shandong Women's Innovation and Entrepreneurship Competition(山東省女性イノベーション・起業家精神コンテスト)のスタートアップグループで「優秀賞」を受賞しました。この成果は、村内の無形文化遺産の発展に新たなエネルギーを注入しました。

文化の活性化は、全体的な農村活性化において重要な役割を果たします。このプロジェクトは、継承、開発、活用の側面に重点を置きながら、スタディーツアー、コミュニティーの慈善活動、文化創造製品を融合させることを目指しています。そうすることにより、無形文化遺産の魅力を現代に甦らせ、農村活性化のイメージを向上させます。

ソース:Party Group of Rizhao Economic and Technical Development Zone

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(画像説明:工房で絹地に牡丹を描く女性画家)

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(画像説明:工房で日々の手描き技術練習に励む女性たち)