「国有地の利活用方針は静岡県内部で検討いただいているところ」東海財務局職員が証言 川勝平太知事“新文化施設構想”発言めぐり 県議会総務委員会が参考人招致

静岡県の川勝平太知事が県議会に諮らずに、新たな文化施設を作る構想を外部に語った問題で、県議会の総務委員会は11月22日、県と協議を進めている東海財務局の職員を参考人として招致しました。

【写真を見る】「国有地の利活用方針は静岡県内部で検討いただいているところ」東海財務局職員が証言 川勝平太知事“新文化施設構想”発言めぐり 県議会総務委員会が参考人招致

川勝知事の発言をめぐり、22日に開かれた県議会の総務委員会。川勝知事が外部との懇談会で、静岡県三島市の国有地に「東アジア文化都市」の発展的継承センターを作る構想を発言し、県議会に諮る前での発言だったことが問題視されています。

22日開かれた静岡県議会の総務委員会では、これまでに県と3回ほど協議を実施してきた東海財務局の職員を参考人として招致し、事実確認を行いました。

<自民改革会議 伊藤謙一静岡県議>
「(川勝知事は)詰めの段階まで来ているといった趣旨の発言をしている」

<東海財務局管財部 野口雅人次長>
「議論になっている国有地の利活用方針は静岡県内部で検討いただいているところということで、方向性が見えた段階で別途ご相談いただけるものと伺っている」

総務委員長の西原明美県議は、川勝知事に発言の訂正を求める方針を明らかにし、12月1日から始まる12月議会の前には、訂正の申し入れを行うということです。

© 静岡放送株式会社