ソトのトレードは数週間以内に成立? ヤンキースが全力で獲得狙う

パドレス側は放出を否定しているものの、フアン・ソトが今オフ中にトレードされる可能性は高いとみられている。ペイロール削減の方針が報じられているパドレスは、ソトを放出しない限り、まともなチーム編成ができないからだ。そんななか、「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は、数週間以内にソトのトレードが成立するとの見通しを示している。「ソトを欲しがるチームは多い。ウィンター・ミーティングが終わるまでにトレードが成立するだろう」と語った。

現在25歳のソトは2018年5月のメジャーデビュー以来、抜群の選球眼を武器にメジャー屈指の強打者として活躍を続けており、2020年には打率.351で首位打者のタイトルを獲得。今季は全162試合に出場して打率.275、35本塁打、109打点、12盗塁、OPS.930をマークし、4年連続となるシルバースラッガー賞に輝いた。2021年の145四球、2022年の135四球、今季の132四球はいずれもメジャートップ。出塁率はメジャーデビューから6年連続で4割を超えている。

そんなソトの獲得に最も熱心だとみられているのがヤンキースだ。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは今オフ、外野手を2人獲得する方針を明らかにしており、そのうち少なくとも一方は「左打者であることが望ましい」としている。アーロン・ジャッジの孤軍奮闘が目立つヤンキース打線にとって、左打ちの強打者であるソトは補強ポイントにこれ以上ないほどに合致する存在である。

なお、ヤンキースはカブスからFAとなったコディ・ベリンジャーの獲得を狙っており、「ヤンキースにとって最優先のターゲットはベリンジャー。最後の最後まで獲得を狙うだろう」といった報道も出ている。しかし、モロシ記者は「ヤンキースはベリンジャー獲得に躍起になっているのと同じくらい熱心にソト獲得を目指すだろう」とリポート。予算の制約上、ベリンジャーとソトのダブル獲得は非現実的なプランだが、少なくともどちらか一方を手に入れる可能性は高そうだ。

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