東北の日本海側「大雪に関する早期天候情報」 九州に低温情報も 気象庁1か月予報

  気象庁は23日(木)、向こう1か月(11/23~12/24)の天候の見通しを発表した。東・西日本と沖縄・奄美は、12月上旬にかけて寒気の影響を受けやすく、西日本はかなり低くなる所がある見込み。一方、12月中旬以降は寒気の影響を受けにくくなるため、向こう1か月の気温はほぼ平年並みとなりそうだ。なお、北日本も12月上旬にかけて寒気の影響を受ける時期があり、日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる所がありそうだ。

  向こう1か月の降水量は、高気圧に覆われやすいため、東・西日本の太平洋側と沖縄・奄美では少ない見込み。東・西日本の太平洋側では晴れる日多く、日照時間が多くなりそうだ。

■大雪に関する早期天候情報

 11月30日(木)ごろから寒気が強まる影響で、東北は日本海側を中心に降雪量が多くなり、この時期としては平年よりかなり多くなる可能性がある。農作物の管理や、除雪の対応などに注意が必要だ。

■低温に関する早期天候情報

 九州北部(山口県を含む)と九州南部は向こう1週間、気温の変動が大きくなりそうだ。期間のはじめは平年より気温が低いが、中ごろは暖気が流れ込み気温が高くなり、その後は再び寒気の影響で低くなる見込み。特に、30日(木)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり低くなる可能性がある。農作物の管理等に注意が必要だ。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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