この年末年始に忘年会や新年会を予定している千葉県内の企業は41.5%に留まることが民間の信用調査会社の調べでわかりました。
調査からは企業の「忘年会・新年会離れ」がうかがえます。
東京商工リサーチは2023年10月、全国の企業を対象に忘年会・新年会に関する調査を行い、千葉支店が県内106社の回答をまとめました。
それによりますとこの年末年始に忘年会や新年会を「実施する」県内企業は41.5%で、新型コロナの5類移行前だった昨シーズンと比べ、わずか1.9ポイントの上昇に留まりました。
一方、「実施しない」企業は58.5%で、このうち「コロナ禍前は実施していたが、今回は実施しない」が32%に上りました。
その理由としては「開催ニーズが高くないため」や「参加に抵抗感を示す従業員が増えたため」といった回答が目立ち、企業の「忘年会・新年会離れ」がうかがえます。
東京商工リサーチ千葉支店は、「コロナ禍をきっかけにイベントのあり方が見直されたことに加え、ワークライフバランスやコンプライアンス意識の高まりも実施率に影響しているようだ」と指摘しています。