韓国、北朝鮮衛星は「成功」 ロシア技術支援背景と分析

軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載して打ち上げられる新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」=21日、北朝鮮北西部東倉里の西海衛星発射場(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル共同】韓国の情報機関、国家情報院は23日、北朝鮮が打ち上げた軍事偵察衛星について「発射は成功し、衛星が軌道に進入した」との分析を明らかにした。地上との交信を確認できたかどうかには言及していない。発射成功の背景には、北朝鮮が関係を深めるロシアの技術的な支援があったとの判断も示した。国会情報委員会で報告し、出席議員が記者団に明らかにした。

 国情院は金正恩朝鮮労働党総書記が9月にロシアを訪問した際、プーチン大統領がロケット技術を支援する考えを表明したと指摘。北朝鮮が首脳会談後、失敗した過去2回の打ち上げに関するデータをロシアに渡し、分析結果を受け取った状況を確認したという。

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