23日の広島カープのファン感謝デーの会場から。栗林良吏 投手と 森下暢仁 投手に話を聞きました。
青山高治 キャスター
お二人にとっては初めてのマツダスタジアムでのリアル開催のファン感謝デーですが、いかがですか?
広島カープ 栗林良吏 投手
すごく楽しくて、なんか、いつもと違った感じで球場に来ているので充実した1日だったです。
広島カープ 森下暢仁 投手
そうですね。なんかオフシーズンだなっていう気持ちで。なんかすごく楽しませてもらいました。
青山高治 キャスター
さっき、森下投手がちょっと短い距離を移動する間もファンに手を振っていたりとかして、いつものレギュラーシーズン中とは違うファンとの距離の近さがありますよね。
森下暢仁 投手
やっぱり、こんなにゆっくりグラウンドを歩くこともないですし、スタンドの近くを歩くこともないので、よりいっそう声が近いなっていうふうに感じましたね。
青山高治 キャスター
ファン感謝デーならではのオリジナルタオルを作成しておりまして、選手の直筆のメッセージが入っています。お二人がどう書かれたのか、さっそく見せてもらいたいと思います。
栗林良吏 投手
はい。『頼む 抑えてくれ!』。
青山高治 キャスター
達筆! これはどういった思いで?
栗林良吏 投手
ファンのみなさんの気持ちはたぶんそうだと思うので、自分としてもただもう抑えさせてくれって気持ちですし、ファンのみなさんの気持ちはこうなのかなと思って書かせてもらいました。
青山高治 キャスター
これを自分が投げるときにスタンドでこのタオルを広げてほしいと。
栗林良吏 投手
はい。そうです。
青山高治 キャスター
自分の書いた文字で自分が励まされるって感じですね。
栗林良吏 投手
もう抑えなきゃいけないっていう、強い気持ちに変わるかなと思っています。
青山高治 キャスター
安仁屋さん、この言葉が一番かもしれないですね。
RCC野球解説者 安仁屋宗八 さん
ぼくは一番だと思いますね。やっぱり自分では抑えよう、抑えようという気持ちでマウンドに上がったら全然、違ってきますからね。ファンの後押しというのは大事ですから、ぼくはいい言葉だなと思うんです。
青山高治 キャスター
力になりそうなタオルができそうです。そして、森下投手はタオル用に何と書かれたんでしょうか?
森下暢仁 投手
『打っちゃった。』
中根夕希 キャスター
いいですね。「打っちゃった。」…
青山高治 キャスター
これはどういう思いで?
森下暢仁 投手
いや、たまにしか自分は打つことないんですけど、打ったときにそのタオルを掲げてくれると、カメラに抜かれるのかなと思って。
青山高治 キャスター
なるほど。これは、森下さんの打席の後に出してほしいタオル?
森下暢仁 投手
そうです。
安仁屋宗八 さん
バッターボックスに入ったときということだよね。マウンドじゃなくて。森下くんがホームランを打ったじゃん、名古屋で。あのあと、床田寛樹がものすごいフルスイングをしだしたんだよね。だから森下には負けたくない。やっぱり闘争心かな、彼の。
森下暢仁 投手
そうですね。いつも対戦、対決というか、競っているんですけど、その競いが本当に力になっているというか、打席で力になっているので(笑)。本当は投げる方に集中しないといけないんですけど。
安仁屋宗八 さん
いやいや、ぼくはやっぱり打席でもマウンドでも一緒だと思うよ。お互いが競争し合って、チーム同士の中で闘争心を持ってやったら伸びてくると思うんですよ。投球にも影響するし、バッティングにも影響してくると思う。
青山高治 キャスター
だから、いちばんおもしろいのは、森下投手が打席でヒットを打った後にベンチでこれを床田投手が持っていたらおもしろいかな。「また、打っちゃった」…(笑)
森下投手からファン感謝デーでオフシーズンを感じると言われていましたけど、このオフの楽しみは?
森下暢仁 投手
選手会ゴルフだったり、今シーズンはけがもせず終了できたので、そういうオフの楽しみがあるなというふうに思っています。
青山高治 キャスター
一方で栗林投手は広島に来てもコロナ禍だったじゃないですか。コロナが5類に移行してからゆっくりしたオフになりそうですけど、楽しみにされていることはありますか?
栗林良吏 投手
そうですね。せっかくオフだからできる旅行だとか、そういうのは行きたいなというふうに思っています。
石田充 アナウンサー
優勝のためにはお二人の活躍が欠かせないと思うんですけれども、新井カープ2年目に向けての意気込みというのを聞かせてもらえますか?
栗林良吏 投手
自分がことしはなかなか結果が出なくて、新井さん含めチームのみなさんに迷惑かけたので、なんとか来年は力になって、勝って終われるようにがんばりたいなと思います。
森下暢仁 投手
今シーズン、自分も出遅れちゃっているので、来シーズンは本当に開幕からしっかりと準備して、勝ちを重ねられるようにがんばりたいなと思います。