2人が死亡した特別養護老人ホームでの集団食中毒 保健所が施設の立ち入り調査 静岡・西伊豆町

静岡県西伊豆町の特別養護老人ホームで、O157による集団食中毒が発生した問題で、21日午後、保健所が施設の立ち入り調査に入りました。

白鳥衛記者:
「午後1時過ぎに保健所の職員が調査に入りました。調理場を中心に、改善策がとられているかどうか、確認するものとみられます」

保健所の調査では、調理場や食材倉庫の清掃、消毒状況などを確認したほか、全ての調理従事者に対し、食材の管理や調理の仕方など衛生講習を実施したということです。

県は早ければ22日にも、事業所の営業禁止を解除する方針です。

施設長:
「引き続き委託業者と協力をして消毒清掃含めまして、安全な食事を提供していただくというような協力をして参りたい」

西伊豆町の特別養護老人ホームで、11月6日以降、利用者と職員合わせて33人が、腹痛や下痢、血便などの食中毒症状を発症しました。

このうち利用者の76歳の女性と81歳の男性が死亡。

2人の死因は今のところ分かっていません。

食中毒の原因は3日の昼食に提供された給食とみられていて、患者からは腸管出血性大腸菌O157が検出されていました。

© 静岡朝日テレビ