ティンバー、シーズン中の復帰は困難か アーセナルは1月にDF補強の可能性も

写真:ティンバーが今季絶望になった場合アルテタ監督は新たなDFの獲得に向かうのだろうか ©Getty Images

アーセナルが、1月の移籍市場でDFを獲得する可能性があるという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

アーセナルは今夏、アヤックスからオランダ代表DFユリエン・ティンバーを獲得した。ティンバーは開幕節のノッティンガム・フォレスト戦に左サイドバックとして先発出場したものの、後半開始早々に右ヒザを負傷して途中交代。前十字靭帯損傷と診断されて手術を受けており、以来、長期欠場が続いている。

アーセナルは全治までの期間を明言しておらず、当初は「彼が順調に回復し、できるだけ早くプレーできるようにすることを望む」との声明を発していた。一般的にヒザ前十字靭帯のケガは復帰までに8カ月から10カ月程度かかり、開幕節で負傷したティンバーは、順調に回復すればシーズン終盤に復帰できる可能性もあった。

しかし『デイリーミラー』電子版によると、ティンバーの母国オランダの報道では、復帰までに時間がかかる可能性があることが示唆されているという。オランダのメディア『AD』は、ティンバーが来夏のUEFA EURO 2024出場を目指してシーズン終盤に復帰する可能性はほとんどないと報じているようだ。

アーセナルとしても、ティンバーを早急に復帰させてケガを再発させるような危険は冒したくないと考えており、2024-25シーズンのプレシーズンまで欠場する可能性があると考えているようだ。

こうした状況を受け、アーセナルは1月の移籍マーケットで新しいDFを探す可能性があるという。キーラン・ティアニーをレアル・ソシエダにローンで放出したこともあり、アーセナルはサイドバックの人材が不足している。ミケル・アルテタ監督は過去に「何かが起こった場合はオープンに対応しなければならない。それは我々が普段から行っていることだ」と語っており、ティンバーのシーズン中の復帰が見込めなくなったことを受けて新戦力の獲得に乗り出す可能性はゼロではなさそうだ。

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