【リニア】南アルプスの希少植物の移植…長期保全は「難易度が高い」 静岡市が調査結果発表

静岡市は、南アルプスで行った動植物の環境調査の結果を発表しました。その結果、移植した植物の長期的な保全は難易度が高いと結論付けました。

静岡市は、JR東海が移植した南アルプスの希少植物のその後について、昨年度分の生育状況の調査結果を発表しました。今回の調査は、絶滅の恐れがあるとして環境省のレッドリストに掲載されている植物15種などを対象に実施。その結果、2021年度までの3年間で行った調査と比べて、多くの種の生残確認率が低下していることが分かりました。ただ、一部の種については移植後の生育が良好であるとして、一定の効果があると考えられるとしています。

市は調査結果について「移植個体の長期的な根付かせは難易度が高いものである」と結論付けました。

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