韓国科学技術情報通信省は23日、デジタル技術を活用した炭素排出削減に向けた事業案を発表した。さまざまな産業におけるデジタル化を政府が推進し、2050年までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラル実現を目指す。
具体的には、再生可能エネルギーなどの電力産業や船舶を中心とする物流事業、建設産業などを中心にデジタル技術の導入・開発を促進する。また、データセンターやネットワークでの電力消費の低減化など、デジタル産業における炭素削減も進める方針だ。
■炭素削減への動き加速
これに先立ち政府は4月、炭素中立に向けた国家基本計画を発表した。また、15日から開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議では、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が複数のエコ事業について言及するなど、炭素削減への動きを加速させている。