県内唯一の日本陸連公認フルマラソン大会「第33回大田原マラソン」(大田原市など主催)が23日、コースを一部変更して4年ぶりに開かれた。DI STADIUM(美原公園陸上競技場)を発着点に、マラソン(42.195キロ)と10キロの両部門で計2199人が健脚を競った。
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マラソンの部は制限時間が4時間と厳しく競技性の高い大会として知られる。2020~22年は「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」の準備期間として休止。今回は交通渋滞緩和を念頭に主に25キロ地点以降のコースを大きく変更した。
小春日和となったこの日、スタート前の同競技場には県内外のランナーが続々と集まった。東京都小平市、会社員木村卓司(きむらたくじ)さん(56)は「20年ほど前に走って以来2度目の挑戦。4時間を切りたい」と話した。
大会にはゲストランナーとしてタレントの猫(ねこ)ひろしさん(46)も参加。午前10時の号砲とともにランナーは一斉にスタートし、初冬の那須野路を力走した。