市民一丸、冬の砺波に輝き 28日開幕・KIRAKIRAミッションへ電飾取り付け チューリップ公園、LED10万個

電飾を取り付ける砺波工高の野球部員=砺波市の砺波チューリップ公園前

 28日に砺波市の砺波チューリップ公園で開幕するイルミネーションイベント「チューリップ公園KIRAKIRAミッション2023」(富山新聞社後援)に向け、高校生を含む市民ボランティアや実行委メンバーら約150人が23日、発光ダイオード(LED)電球の取り付けを行った。参加者は協力して作業を進め、冬の砺波を華やかに彩る市民手作りの一大イベントの成功に期待を膨らませた。

 今年のテーマは「Tonamission Colors Collection~見つけよう キラキラの夢(ハート)~」で、約10万個のLED電球が園内や周辺を輝かせる。

 ボランティアらはチューリップタワーやスカイウォーク、ひょうたん池、公園北門、街路樹などの各エリアに分かれてLED電球を飾り付けた。

  ●砺波工野球部が初参加

 今年は市内の企業や団体のグループに加え、砺波工高野球部が初めてボランティアに参加。地域に貢献しようと小西惟仁主将ら部員18人と高橋将志監督が街路樹に電球を取り付けた。電気科などの部員らはすぐに慣れ、脚立に上って手際よく設置した。小西主将は「自分たちで取り付けると愛着がわき、より一層ライトアップが楽しみ。皆さんも見に来てほしい」と話した。夏野修市長が激励した。

 今年は1時間前倒して午後5時から点灯し、日曜日から木曜日は午後9時まで、金、土曜日は同10時まで。昨年好評だった電飾「光の大谷」は延長25メートルに拡大し、樹木にチューリップを表現した大型の電飾も登場する。12月24日まで。

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