福江島で唯一の焼酎醸造所!五島列島の良質な原料にトコトンこだわった「焼酎」

2009年に創業した『五島列島酒造』

五島つばき空港から車で30分ほどの三井楽半島の東海岸白良ヶ浜沿いにある福江島初の焼酎の蔵元『五島列島酒造』

2009年に創業した蔵元で’’島で生まれて、島でそだてる’’をコンセプトに、五島列島で育まれた「芋・麦・米」と九州名水100泉にも選ばれた島内の「七岳山系の湧水」を使うというこだわりを持った焼酎造りをしています。

醸造所の目の前を流れる川の先には『三井楽港』が広がります。

三井楽と呼ばれるこのエリアは、かつて遣唐使が東シナ海に船出する時の最後の寄港地。隣接する白良ヶ浜万葉公園中央の高台には「遣唐使船型展望台」が配されています。

併設されている直売所では焼酎の試飲&購入が可能

醸造所の隣には直売所が併設されており、芋焼酎や麦焼酎の他にも五島列島のお土産などを購入することができます。さらに、焼酎を試飲することもできるスペースになっています。

店内には、いまや島を代表する特産品となっている焼酎が並んでいます。

島以外からの原材料を一切使わない!島で昔から大切に育てられている農産物と、島の水と、島の人の手で造るのが『五島列島酒造』の焼酎です。「せっかく島内で米も麦もサツマイモも作っているのだから、焼酎を造らない手はない」ということで焼酎造りが始まったそうです。

ちなみに代表的な焼酎の「五島麦」と「五島芋」は、いずれも公募で名付けられました。

焼酎の試飲は数種類することができます!訪問時は「五島芋 紅はるか 樽熟成」、「五島芋 白麹」、「五島麦」、「五島椿」の4種類が用意されていました。

それぞれの特徴は...

「五島芋 紅はるか 樽熟成」
紅はるかの蒸かし芋のようなフレーバーに、オーク樽とシェリー樽それぞれの風味が溶け合い、甘くコクのある香りを生み出します。芋焼酎と樽貯蔵の相性の良さを十分に堪能できる新感覚の焼酎です。

「五島芋 白麹」
レギュラーの芋焼酎「五島芋」(黒麹)を白麹で仕込んだ、限定ボトル。五島列島の伝統食「かんころもち」の原料となる甘みの強いさつま芋で仕込んでおり、フルーティな香りとやさしい甘味ほのかな芋の後味がある焼酎です。

「五島麦」
五島列島産の二条大麦を全量使用。島で育てられた大麦の芳醇な香りと、2年間の熟成によるまろやかな味わいの麦焼酎です。

「五島椿」
五島列島に咲く椿の花より採取した天然酵母を発酵過程に使用。華やかな香りと柔らかな味わいの麦焼酎です。

現地でしか購入できない「五島ばらもん凧限定ラベルの焼酎」

ぜひ購入したいのが、現地でしか買うことができないオリジナルのばらもん凧ラベルがポイントとなった焼酎(麦焼酎・芋焼酎)!ばらもん凧は、縁起物として男の子の初節句などに贈る風習がある五島を象徴する民芸 です。

鬼に立ち向かう勇壮な武士の後ろ姿を表す図柄は、鬼に背を向けないという強い意思が描かれています。

麦焼酎「五島麦」は原料の特性を引き出している点を評価され、福岡国税局酒類鑑評会(福岡、佐賀、長崎県の酒蔵が対象)において最高賞となる大賞を2012年、2015年の2回受賞している焼酎です。

その味わいは麦本来の豊かな香りが高く上品な口当たりとまろやかさを兼ね備えており、さまざまな料理とも好相性。飲み方はロックで味わうのがベストですが、お湯割りにすると麦のコクや香りをじっくり堪能できる印象です。

島の恵みが存分に詰まった焼酎!五島列島に訪れた際はぜひ購入し味わってみてください!

〒853-0601 長崎県五島市三井楽町濱ノ畔3158
五島列島酒造

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*取材・文・撮影:ニッポンごはん旅編集長

*この記事は2023年10月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:ニッポンごはん旅編集部

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