市役所の旧庁舎で行われるサバイバルゲーム 染谷絹代市長は参加取りやめ 静岡・島田市

静岡県島田市の旧市庁舎で行われる予定のサバイバルゲームイベントについて、島田市の染谷市長は自身の参加を取りやめると発表しました。

島田市 染谷絹代市長:
「このサバイバルゲームに対して、市が企画運営する、それで私が市長が出席するというような誤解を持たれている方が多いかなと思う。当日の私の参加は見合わせたいと思っている」

島田市の染谷絹代市長は、市役所の旧庁舎で26日に行われるサバイバルゲームのイベントに出席する予定でしたが、21日取り止めを発表しました。

このイベントは焼津市の企業が企画し、島田市に提案したもので、11月市長が決裁し、開催が決定していました。

全国から応募があり、募集開始当日に定員100人に達するなど注目が集まっていました。

一方、20日島田市の市議会議員や市民の有志が、市長宛てにイベントの中止を求める要望書を提出するなど、イベント開催に反発する動きも出ていました。

要望書では世界で悲惨な戦争が行われている中、公共の建物で戦争を想起させるイベントを行うことに異議が唱えられています。

30代女性:
「小さい子どもにとっては、ゲームとかゲームでなくて本当に戦争が起きていることとか、あまり分別がつかないこともあるので庁舎を使ってやるというのはちょっとどうかなと」

40代女性:
「まぁ好きでやるなら全然構わないと思うんですけど、今戦争なんか色々ある中で意見は違うと思うんですけど、私は賛成の方に一応させていただく」

市長の参加は取りやめとなりましたが、イベントは予定通り開催されるということです。

© 静岡朝日テレビ