仙台・青葉区「大倉ダム」 土木学会選奨土木遺産に認定

仙台市青葉区にある大倉ダムが歴史的価値があるとして土木遺産に認定され、認定証の授与式が行われました。

授与式は仙台市の郡市長らが出席して行われ、関係者に認定証や銘板が贈られました。

土木遺産は歴史的な土木構造物の保存などを目的として、建設業者や研究機関などで作る土木学会が認定するものです。

1961年に完成した大倉ダムは国内唯一のダブルアーチ式のダムで、日本の技術者だけで造ったことや、60年以上に渡り仙台圏の農業や工業の発展に貢献してきたことなどが評価されました。

郡仙台市長「独特のこの美しい姿が長年に渡って地域のみなさまや訪れる方々に親しまれてきたこの大倉ダムが、歴史的な価値が認められたということで、ダムの所在地の市長としても大変喜ばしく思っています」

宮城県内ではこれまで、鳴子ダムや仙台市煉瓦下水道など9例が土木遺産に認定されていて、大倉ダムで10例目です。

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